最良の結果を得るために、屋内施工前に製品および製品指定のガイドラインをご確認ください。不適切な施工および製造上の瑕疵が視認できるタイルの施工に対し、Shaw は一切の責任を負いません。ガイドラインに従わなかった場合、保証適用が制限される場合があります。詳細については、 Shaw Technical Support(TEL:800.4 71.74 29)にお問い合わせください。

 
施工現場を適切な状態に整え、検査を行う
 
 
冷暖房空調システム:  施工24時間前、施工中および施工後に下記の状態を維持するため、稼働可能な状態である必要があります
温度:  施工現場、カーペットおよび接着剤は、50°F(10℃)から95°F(35℃)の範囲内の温度に保たれている必要があります。接着剤は当範囲外の温度に曝された場合、正常に機能しません。下張り床の温度が50°F(10℃)以下の場合、施工を開始しないでください
湿度:施工現場周辺の相対湿度は、40%以下になることがないようにしてくださ。
湿気検査:AST M F-2170(現場相対湿度)および/または AST M F-1869(無水塩化カルシウム)に準じた下張り床の湿度検査を実施してください

pH値/アルカリ度:  AST M F-710 pH値/アルカリ度検査を実施してください
 

 
下張り床検査ガイドライン
 
Shaw は施工開始前に湿度検査を実施するよう推奨しています。
過度に湿気ている場合は請負業者または建物の所有者に検査結果を知らせ、湿気の対処方法または施工の継続方法について告知する必要があります。

次の表はカーペットのバッキングシステム、施工面の高さ、必要な下張り床検査要件、および推奨接着剤について細分化したものです:
 

カーペットのバッキングシステム 施工エリア 検査要件 推奨接着剤
EcoWorx ES 地下/地盤面/地上 湿度およびpH値 ES(工場で塗布済)
StrataWorx 地下/地盤面/地上 湿度およびpH値 Shaw 4151、5000、5036、5100
EcoWorx 地上 検査要件なし Shaw LokDots、4151、5000、5100
EcoLogix 地上 検査要件なし Shaw 4151、5000、5100、ES(工場で塗布済)

 

EcoWorx 地盤面または地下* 検査要件なし Shaw LokDots
*
EcoLogix 地盤面または地下* 検査要件なし Shaw 4151*、ES(工場で塗布済)

* Shaw LokDots および 4151 は耐湿性製品ですが、湿気は除去するものではありません
基板表面の準備
基板は構造的に安定しており、清潔かつ水平で乾燥した状態である必要があります。
 
基板は、ホコリ、汚れ、油、グリース、ペイント、硬化剤、コンクリート用下塗り材、接着剤、きちんと接着していない上塗り剤、凝固していない粒子、並びに接着効果を低下させるいかなる物質も付着していない、接着を妨げない状態でなければなりませ。
Shaw Industries の最大湿度・pH値要件を満たすまたは上回るセメント系パッチング材/レベリング材で、陥没部や亀裂を補修します。ポルトランドセメントまたは高アルミナセメントを含有し、圧縮強度 3,000 psi 以上の石膏ベースのパッチング材および/またはレベリング材をご使用ください
1インチ(2.54cm)以上の深さの亀裂や切断部については、Shaw QuikFill の準備および使用方法に従ってください。Shaw QuikFill は、厚板表面の将来的な損傷を防止する2部構成のウレタン処理です。接着剤や非承認のパッチング材を破壊・分解する恐れのある水分の浸透を防ぎます
化学処理された基板については、適切な方法で清掃を行い、確実にすべての残留化学物質が除去されるようにしてください
緑色スウィーピング・コンパウンドはご使用になれますが、塗布後すぐに掃き取り、除去する必要があります
ダスティング/パウダリング/多孔質コンクリート/軽量コンクリートには、Shaw 9050 などのラテックスプライマーで下塗りを行ってください
パッチ/レベラーには、Shaw 9050 などのラテックスプライマーで下塗りを行ってください
既存のレジリエント床材(1層のみ)の上に施工する場合、すべてのタイルを下張り床に固定する必要があります。表面からすべてのワックスを取り除いてください
木製の下張り床は Wood Association(木材協会)認定のものである必要があります。Shaw 9050 などのラテックスプライマーで下塗りを行ってください
フリーアクセスパネル用床フロアはなめらかで水平かつ安定しており、接着効果に影響を与えるいかなる物質も付着していない状態でなければなりません。カーペットタイルはアクセスパネルの継ぎ目をカバーするように施工する必要があります。  パネル感の隙間は1/16インチ(1.6 mm)以下でなければなりません
注記:州および自治体の全法令に準処した排除手順および対策に適切な配慮を払うことなく、ビニルアスベスト系タイル(VAT)の研磨や擦過を行わないでください。Shaw Industries は、アスベスト除去に代わる軽減方法としての本手順の妥当性についていかなる主張も有さず、Shaw Industries 商用タイルの撤去の際に、床材に含有された非固着状態のアスベストがいかなる影響を受けた場合も、一切の責任を負いません。
 


 



既存の接着剤を処理する
 
注意:カットバックアスファルト接着剤やその他の不認定接着剤と新たに使用する接着剤が接触しないようにしてください。  施工不良につながる恐れがあります。  このような事態が生じた場合は、Shaw Technical Support までご連絡ください。
不安定な接着、化学反応および接着関連の問題を防ぐため、既存接着剤の除去を行ってください

カットバック接着剤:  接着剤の残滓が十分なくなるまで濡らした状態で擦り取った後、Shaw MRP などの製品でカプセル化します
新たに使用する接着剤の効果を妨げ、製品の施工に支障が生じるため、接着剤除去剤は使用しないでください
 

施工現場をレイアウトする
できる限り部屋の中心付近からカーペットタイルの施工を開始してください。
周長が最長のカットタイルを使用できるよう開始点を決めます。
主壁に並行かつ開始点を2等分するようチョークラインを引きます。周辺タイルが確実に半分以上のサイズとなるよう、中心のチョークラインをずらす必要がある場合があります。
最初のチョークラインに対して直角となる2本目のチョークラインを引きます。  部屋の広さに合わせて 3-4-5 直角三角定規、6-8-10 直角三角定規またはより大きいサイズの直角三角定規を使用し、直角度を確認します。  これらの比率での三角形のレイアウトには、メーターとフィートのどちらの単位もご使用いただけます。
接着剤を塗布する
全面接着剤貼り工法で塗布してください
 
高品質感圧接着剤または Shaw 4151 の使用を推奨しています。毛丈 3/8インチ(9.5 mm)の塗装ローラーまたは1/16インチ x 1/32インチ x 5/64インチ(1.6 mm x 0.8 mm x 2.0 mm)のU字型(U-notch)クシ目鏝をご使用ください
接着剤が完全に乾いてから、カーペットタイルを貼ってください。  乾ききっていない接着剤の上からタイルを貼ると剥がせなくなるほか、下張り床とカーペットタイルの間に気泡が発生する場合があります

接着剤 塩化カルシウム 上限値 RH 上限値 pH 上限値
Shaw 4151 10ポンド(4.5 kg) 99% 12
Shaw 5000 / 5036 10ポンド(4.5 kg) 95% 11
Shaw 5100 10ポンド(4.5 kg) 95% 11
LokDots 該当なし 該当なし 該当なし
EcoLogix ES(工場で塗布済) 10ポンド(4.5 kg) 99% 12
EcoWorx ES(工場で塗布済) 5ポンド(4.5 kg) 85% 9
 
施工
製品のばらつきを最小限に抑えるため、箱ごとに施工を行い、他のパレットの施工を開始する前にパレット全体の施工を完了してください。すべての Shaw カーペットタイルの裏面には施工方向を示す矢印が記載されており、製品の施工の際にお役立ていただけます。矢印内に記載されている数字は製造上の目的にのみ使用されるもので、施工には一切関係がありません。

チョークライン2本の交点から施工を開始します。  交点を中心とした四象限の内の1象限分の施工を完了させます
隣接する象限に進み、施工を完了させます。四象限すべての施工が完了するまで続けてください。施工エリアが広いと、最初に作図した四象限を2等分する追加のチョークラインが必要となる場合があります
ピラミッド工法を用いてカーペットタイルを施工してください。  これにより、施工中に整列具合を確認することができます。  端部が揃っておらず、ズレが見られる場合は、施工を中断した後、ズレが生じ始めた箇所を特定して是正してください
継ぎ目に糸が挟まるのを防ぐため、カーペットタイルを所定の位置に滑り込ませてください。  継ぎ目に挟まった糸により、施工後の外観が損なわれる恐れがありますEcoWorx ES および EcoLogix ES は、工場で塗布済みの接着剤層を加えて製造されています。  これらの製品では、剥離ライナーを剥がして接着剤を露出させ、カーペットタイルを貼り付けます
タイルはぴったりフィットした状態でなければなりませんが、圧力を加えてはいけません。  確実に接着するよう、タイル表面全体を押してください
施工後、タイルが適切かつ確実に基板に接着するよう、75ポンド(34 kg)以上のローラーを施工エリア全体にかけてください

継ぎ目の状態を向上させるには、フラットワイヤーケーブルを接着剤の上に設置し、カーペットタイルの下に集める必要があります。

端部の切断処理
サイズを測り、直定規を使用してタイルを裏面から切ります。  方向を示す矢印が施工方向ときちんと同じであるようにしてください
または、カーペットタイルを壁に弓形に折上げ、カーペット用ナイフやウォールトリマーなど、カーペット切断用工具を用いてカーペットを切ります
圧力を加えないでください

 
施工後のケアおよび保護
 
 
施工後24時間以内に重量物を動かす場合は、カーペットの上に合板を設置してください
椅子およびキャスターの下には、椅子用保護マットをご使用ください。  これは、カーペット表面に対する過度の摩擦および感圧接着剤のカーペット裏面への付着を防ぎます
建設工事活動が継続されている場合、カーペットタイルの保護用に非染色性建材用紙を設置することも可能です
 
プラスチックシートは使用しないでください。  カーペットから湿気が蒸発するのを妨げます
最良の結果を得るために、当カーペットの使用時温度は 50°F(10℃)以上とし、周囲の湿度は 40% 以下になることがないようにしてください
 

9 X 36 & 12 X 48 タイル施工方法
 


アシュラー スタッガー



ヘリンボーン
モノリシック


ブリック
 

18 X 36 タイル施工方法
 

アシュラー バスケットウィーブ ボックスドイン

ブリック ハーフバスケットウィーブ ヘリンボーン

モノリシック スタッガー
 

24 X 24 タイル施工方法
 

アシュラー ブリック

モノリシック クォーターターン

ランダム
 

Hexagon 施工方法
 
Shaw Hexagon 施工ガイドラインに従って施工を始めてください


ダイアゴナル モノリシック

ランダム
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